新型コロナウイルスの感染拡大で外出や経済活動の制限が続いた先月、ヨーロッパ各国では、自動車の販売台数がイギリスで97%減るなど急激な落ち込みとなり、自動車産業に深刻な打撃となっています。 これは第2次世界大戦の後の1946年2月以来、74年ぶりの低水準で、先月は1か月を通じて営業ができず、販売が医療従事者や公共サービス向けなどに限られたためです。 ヨーロッパのほかの国でも先月、新車の販売台数が急激に落ち込み、イタリアで97.5%、スペインで96.5%、フランスで88.8%、それぞれ減少しました。 いずれも外出や経済活動の制限によるもので、自動車産業に深刻な打撃となったことが浮き彫りとなりました。 経済活動の再開に向けた動きも始まっていますが、販売が持ち直すまでには時間がかかるとみられていて、すそ野が広い自動車産業への影響が長期化することに懸念が強まっています。
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