1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、小幅な値下がりでした。一方、ナスダックの株価指数は、最高値を更新しています。 新型コロナウイルスのワクチン開発に関連して、製薬大手のファイザーが大幅に上昇した一方でエネルギー関連株が売られ、前日の終値付近での取り引きが続きました。 これに対し、この日も値上がりしたIT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、1万154.629で先月23日につけた最高値を更新しました。 アマゾンやネットフリックスが最高値をつけたほか、同じくこの日最高値を更新した電気自動車メーカーのテスラは、株価に株式数をかけた「時価総額」が日本円で22兆円を超え、自動車メーカーでトップのトヨタ自動車を抜きました。 市場関係者は、「新型コロナウイルスの影響を受けにくいとしてIT関連銘柄は引き続き好調だが、アメリカ国内での感染の再拡大への懸念から株価が安定しない業種も多い」と話しています