■王国のブラジル ブラジルの強みは速攻にある。中盤での強引なボール奪取からのカウンターは驚異的だ。その一方で遅攻は拙い。ボール奪取を目的として構成されたチームは、ボール保持を目的としてはいないからだ。速攻を除けばブラジルの攻撃はCBからのロングボールと左サイドのマルセロから始まるネイマールやフッキによる強引なサイドからの仕掛けが主だ。こういったブラジルの長所をドイツは消してやれば良い。つまりボール保持には固執せず、ブラジルにボールを渡してやればよい。また強みであるブラジル左サイドからの仕掛けを逆手に取れば良い。 下がってボールを引き出そうとするグスタボやフェルナンジーニョには強く当たりに行く。そしてCBにロングボールを蹴らしてボールを回収する。もしマルセロとフッキのいる左サイドにボールが入った場合は、ミュラーとケディラが素早くプレスバックして守備を行う。 ドイツ右サイドに配置されたミュラー