図1ジャーキング (図1) 電車の中でうつらうつらとうたた寝始めたその時、夜にまどろみかけたその瞬間「ドーン」、高い場所から突き落とされたような衝撃を受けて、体は「びくっ」とけいれん、一瞬にして現実社会に引き戻され、きまりの悪さに周囲を見渡したり、周囲からも驚きの目でみられたり、くすくすと笑い声にはずかしさの余り、顔を赤らめてしまった経験をお持ちの方は多いことでしょう。 はずみで腕が飛んでしまい、隣の人に当たってしまったりすることもあります。 どうやらこの現象、入眠時に起こりやすいものなのですが、人間だけではなく、犬や猫といった動物でもみられます。 ではいったいその正体は何なのでしょうか? ジャーキングとミオクローヌス 寝入りばなに起こりやすいこうした現象は、ジャーキングと呼ばれています。 ジャーキングとは、入眠時に起こりやすい筋肉の無意識におこるけいれんでの一種で、ミオクローヌスと呼ばれ