りゅう座のNGC 6515付近を左から時系列でならべた写真。一番右の発見時(8月9日)の画像でマークがつけられているのが新天体。8月3日、8月6日の画像にも写っている。クリックで拡大(提供:板垣公一氏) 猛暑続きの日本ですが、夜空に涼を求める方も多いことでしょう。その夏の夜空のりゅう座に、超新星らしい天体が発見されました。発見したのは、大活躍を続けている新天体ハンター、山形市の板垣公一(いたがきこういち)さんです。 板垣さんは8月9.705日撮影の画像から、16.4等級の新天体に気付きました。発見前の画像をチェックしたところ、8月3.614日に撮影していた画像にも17.5等で写っていることがわかりました。新天体の位置は以下のとおりで、近くの暗い銀河SDSS J175822.33+504733.1のすぐそばにあります。 赤経 17時58分22.56秒 赤緯 +50度47分34.0 秒 (20
新星を発見した椛島さん(左)と西山さん 九州のアマチュア天文家が見つけた新星が、強い放射線を出す新種の天体であることを、京都大・広島大などの研究グループが確かめた。13日付の米科学誌サイエンスに、アマとプロ、連名で発表する。研究者は「連携がうまくいった。日本のアマのレベルは高い」と話す。 福岡県久留米市の西山浩一さん(72)と佐賀県みやき町の椛島(かばしま)冨士夫さん(70)が3月11日午前4時ごろに天体望遠鏡で撮影した画像で、はくちょう座のデネブの近くに見えるV407という星が異常に明るくなっていることに気づいた。 2人は京都大花山天文台の前原裕之教務補佐員に電子メールで連絡し、広島大などが日米欧で共同開発した観測衛星のデータを調べ、普通の光の100億倍のエネルギーを持つガンマ線を出している新星だとわかった。 これまで、強いガンマ線を出す天体は超巨大ブラックホールなどわずかしか知
南極の昭和基地の全天カメラがとらえたオーロラ 【2010年8月12日 宇宙天気ニュース(1)/(2)/(3)/NASA】 8月1日にやや中規模の太陽フレアが地球側で発生し、「コロナ質量放出(CME)」が観測された。また、7日に(地球側からそれていたが)より大きな規模のフレアが発生し、CMEが観測された。それらCMEが引き起こした磁気嵐で発生したオーロラを、南極の昭和基地の全天カメラがとらえた。 南極の昭和基地の全天カメラが8月3日に撮影したオーロラ。クリックで拡大(提供:国立極地研究所、以下同じ) 南極の昭和基地の全天カメラが8月9日に撮影したオーロラ。クリックで拡大) 8月4日付けのニュース(参照:ニュース「太陽表面の地球側でコロナ質量放出、北米や欧州などで低緯度オーロラが出現か」)でお伝えしたとおり、8月1日(世界時、以下同様)に地球側にあたる太陽の表面でフレアが発生、続いてコロナから
東海地方の広い範囲で7日夕に通報が相次いだ「ドーンという爆発音」について、国立天文台(東京)の研究員らは、流星が原因との見方を強めている。 同天文台研究員の石原吉明さん(33)によると、同日午後5時ごろ、東海地方を中心に大規模な流星群が観測された。石原さんは、その一部が地表近くまで落下した際、「ソニックブーム」で発生した音の可能性が高いとみる。ソニックブームとは、物体が音速を超えた際に発生する衝撃波が地上に伝わる現象で、流星のほか戦闘機などでも起きる。また、流星そのものが落下の衝撃に耐えられず爆発した音の可能性もあるという。 愛好家でつくる日本流星研究会も、目撃情報から流星の可能性が高いとみる。おおむね南東から北西に向かって落下したという。 三重県伊勢市で目撃した会社員の女性(39)は「普通の流れ星より大きくて、先端は丸く、飛行機雲のように尾を引いていた。あい色に見えた」と話した。
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