福島県南相馬市で約1億5千万年前のジュラ紀後期の地層から、大型ザリガニのハサミの化石が17日までに見つかった。千葉県立中央博物館の加藤久佳学芸員は「ジュラ紀の標本としては最大級」とし、新種の可能性も否定できないとの見方を示した。 化石は長さ11・4センチ、最も太い部分で幅約2・1センチ。右のハサミの可動指で、先端部は欠損していた。アマチュア化石採集家団体が昨年7月、発掘調査した際に、メンバーで当時小学生だった只野歩夢君(13)が発見、加藤学芸員が鑑定した。 加藤学芸員は「このような大型種は白亜紀中期以降の出土報告はあるが、ジュラ紀からは国内外ともに見当たらない」と指摘。今も毎週、父親らと化石採集をしている只野君は「いつか恐竜の化石を見つけたい」と話した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く