並行在来線乗車40%減、県試算 県は2日までに、2014年の北陸新幹線開業に伴いJRから経営分離される県内の並行在来線の将来の需要調査の結果をまとめた。15年には1日の平均乗車人数が07年の9%減となり、開業から10年後の24年には20%減、30年後の44年は40%減と予測。少子化の影響で利用者が減り続ける結果となった。 県内路線に絞った需要予測調査は初めて。07年11月6日の利用者アンケートを基に、季節や曜日による需要変動、沿線3市の将来の人口推計などを加味してまとめた。調査結果を参考に、開業後に在来線を運営する第三セクターの経営計画を10年度に策定する方針だ。 区間1キロ当たりの1日の平均乗車人数(輸送密度)は07年が2157人。これが15年は1964人、24年は1724人、34年は1465人、44年は1294人に減少すると推計した。 線区別では、信越線(長野県境―直江津)が0