絶対音感保有者の音楽的音高認知過程 1997年度〜1998 年度 文部省科学研究費補助金 (基盤研究 C ) 研究成果報告書 (1999年3月) 目次 音楽的音高の特質 これまでの研究 2.1 絶対音感の正確さ 2.2 絶対音高認知における音色と音域の効果 2.3 絶対音高認知における白鍵音と黒鍵音の差別化 2.4 絶対音感保有者の音程の知覚 2.5 絶対音感保有者の割合 メロディの認知 3.1 実験1 3.2 実験2 3.3 実験3 結論 References 絶対音感は、他の音高と比較することなく、単独に聞こえてきた音の音楽的音高名を即座に答えることができる能力である。この能力は3-6歳頃の音楽的訓練によって獲得されると考えられており、音楽と関連が深い能力とされている。日本では幼児期からの音楽教育が広く行われている