2008年11月20日21:45 カテゴリ書評/画評/品評Art アイデアを焼き付けろ - 書評 - アイデアのちから 日経BPより献本御礼。 アイデアのちから Chip Hearth / Dan Hearth 飯岡美紀訳 [原著:Made to Stick 良質のノンフィクションをあえて二分すると、「目から鱗」か「我が意を得たり」のどちらかとなるが、本書は後者。 なぜ、ケネディは1960年代に有人月面着陸を成功させることが出来たのか。 なぜ、井深大はトランジスタラジオを実現することが出来たのか。 そしてなぜ、「水からの伝言」はあれほど「強い」のか。 その答えが、本書にある。 本書「アイデアのちから」とは、実にひどい邦訳である。これではまるでアイディアそのものに力があるかのごとくであるが、本書はアイディアそのものがいかに無力かを説いた本でもある。なによりこれでは一目見た人に「こびりつかない
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