SaaSと規模の経済の話をする前に、規模の経済とは何かを簡単に説明しておこう。 まず、事例としてパッケージソフトのビジネスを考えてみよう。あるパッケージソフトの開発に要したコストが1億円で、このソフトをCDに格納し、説明書をつけてパッケージにして販売するコストを1本につき1000円かかると仮定しよう。 もし、このソフトを1万本生産すれば、総コストは1億円+1000円×1万本=1億1000万円になる。1本当たりのコストは1万1000円である。10万本の場合には、総コストが2億円(1億円+1000円×10万本)となり、1本当たりだと2000円になる。同様に100万本だと総コストは11億円(1億円+1000円×100万本)、1本当たりのコストは1100円になる。生産数量が増えれば増えるほど、1本当たりのコスト(平均コスト)が急激に低下することがわかる。 次に、販売価格(量販店や卸売に販売する価格
リコーグループと日本マイクロソフトがこのほどクラウド分野で提携し、中小企業におけるクラウドサービス利用の新形態を発表した。その注目点とは——。 クラウド展開に全国事業拠点網を活用 日本マイクロソフトが2月1日、社名を「マイクロソフト」から「日本マイクロソフト」に変更するとともに、本社オフィスを東京の代々木から品川に移した。新本社で記者会見を行った樋口泰行社長は社名変更について、「日本に根ざし、日本の社会に貢献する企業でありたいという思いを込めた」と語った。 さらに樋口社長は、日本マイクロソフトが目指すべき企業像の1つとしてパートナー企業との密な協業推進を挙げ、ここにきて「会社対会社の信頼関係やソリューション連携がかなり深まってきた」と自信をのぞかせた。 そうした動きが直近で見られたのが、1月25日に発表されたリコーグループ(リコーおよびリコージャパンを中心とした国内販売関連会社)とのクラウ
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