毎日、英単語に仏単語それぞれ20くらい覚えています。ある意味、年を取ったらどのくらい語学の勉強ができるのか、という通説に挑戦しているような毎日。でも皮肉なことなのですが、言語を持ってしまったことが人間の幸せにつながっているのかどうか疑問に思うこともあるのです。 以前、「極短小説」(新潮文庫)というショートショートの中でももっとも短い単語数(最大55の英単語)で物語を作るアメリカのコンクールで出版された作品集を読んでいて、興味深かったのはこんな話でした。飼い犬に主が人間の言葉を教えるうちに、少しずつ犬が言葉が話せるようになってきます。すると、ある日、犬は飼い主に犬と人間の序列をやめて、首にロープをつけるのを撤廃してほしいと要求。しかし、飼い主がそれを渋ったところ、犬は以後、二度と人間の言語を話すのをやめた・・・・ この話はペットを持っている人々には不安な物語ではないでしょうか?少なくともペッ