ガザ地区の支援を担っているUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は1日、声明を発表し、これまでにあわせて4億4000万ドル、日本円にしておよそ645億円の支援が停止され、2月中には活動を停止せざるを得なくなる可能性が高いとしています。 声明でラザリーニ事務局長は「われわれは世界で最も厳しく複雑な人道危機の1つにおいて、最大の援助組織であり続ける。資金援助がこれ以上滞れば今月中にはガザだけでなく中東全体で活動を停止せざるを得なくなる可能性が高い」として、強い危機感を示しています。 UNRWAをめぐっては、複数の職員がイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃に関与した疑いが出たことで、日本を含む主要な資金拠出国が相次いで支援の停止を表明しています。