10月1日、マクラーレンホンダはジェンソン・バトンの来季の残留を発表した。 一時は引退報道も流れたほど紆余曲折の末の発表。騒動の背景には、なかなか戦闘力が向上しないチームで揺れ動く、元王者の複雑な感情があった。 「バトンが鈴鹿で引退を発表するかもしれない」 ヨーロッパのメディアがそう報じたのは、日本GP直前のことだった。 しかし、日本GP前日の木曜日に催されたFIA(国際自動車連盟)による公式共同記者会見に出席したバトンは、「チームと僕はまだ話し合いをしていて、来年に関してはまだたくさんの可能性が残っている。でも、いまはまだ何も言えないんだ。ごめんね、もう少しだけ待っていてほしい」と、引退発表は行なわなかったものの、自らの進退に関しては明言を避けた。 この状況に、F1界が抱えるドライバーの引き際の難しさを感じた。 ほかのスポーツであれば、選手の引退は肉体的なパフォーマンスによっ
![あまりに遅いマクラーレン・ホンダに元王者のモチベーションがピンチ! (Number Web) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/16167931a3c768d8aa9b16b4ba86fa8864e12d6b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20151004-00824261-number-000-view.jpg)