サッカーJ2・ギラヴァンツ北九州は30日、スタジアムで「ぶちくらせ(殴り倒せ)」という言葉を使った応援や横断幕の掲出を禁止すると発表した。サポーター側から反発する声が出ている。 「ぶちくらせ」は北九州独特の言い回しで一部のサポーターが応援に使っているが、クラブ側はこれまで「感受性豊かな子供たちにスタジアムで相手を敬い、フェアな戦いのスポーツの価値を体感してもらうのに不適切な表現」として使用中止を求めていた。しかしサポーター側は「公序良俗に反しているわけではなく、相手を殴るという意味で使っていない」として議論は平行線になっていた。 使用禁止に対し、サポーター団体「YELLOW BRIGADE」の染岡勇輝代表(34)は「11月1日の試合でも、これまで通りの応援をする」と話している。【浅野翔太郎】