第656回ではChromeベースのEPUBリーダーをsnapパッケージ化してみました。今回はsnapパッケージ作成における最大のハードルと言える「strict confinement」の対応を行いましょう。ここまで対応できれば、「snapパッケージ完全に理解した」と言えますし、Snap Storeにも公開できるようになります[1]。 snapパッケージにおけるセキュリティモデル snapパッケージではアプリケーションを「コンテナ化」することで、ホストシステムから隔離した環境で実行できる仕組みを構築しています。その「コンテナ化」を実現するために、次のような機能を利用しています。 古くから存在するディレクトリのパーミッションなどの任意アクセス制御(DAC:Discretionary Access Controls) AppArmorを活用した強制アクセス制御(MAC:Mandatory A
Ubuntuではディストリビューションを問わず利用できる「ユニバーサルパッケージ」としてsnapパッケージを開発しています。今回はこのsnapパッケージを作るための基本的な手順を紹介しましょう。 今回とそのあと数回で、snapパッケージを作ってSnap Storeに公開するまでの流れを一通り解説しています。 第654回 snapパッケージング入門(今回) 第656回 EPUBリーダーをsnapパッケージ化する 第658回 自作のsnapパッケージをコンテナ化する 第660回 自作のsnapパッケージをSnap Storeに公開する snapcraftコマンドで作るsnapパッケージ Ubuntuではディストリビューションをまたいで利用できるユニバーサルパッケージシステムとして「snap」を開発しています。これはもともとIoT向けのミニマルなOSと連携して動く、独自のパッケージングシステムと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く