「養育費免除」には前妻の住所を知る必要があるが… 私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきました。最近では養育費の支払いをめぐって、別れた夫婦が揉め合うことが増えています。 前編ではそんな養育費をめぐって前妻の逆襲にあった小谷純一郎さん(42歳、仮名)が強欲な前妻はまったく歯が立たず、ケチョンケチョンにされ、返り討ちに遭った話を紹介しました。 純一郎さんの敗因は「油断」です。 もちろん、純一郎さん夫婦は離婚したのだから、今では他人同士。それでも前妻は母親の病状を目の当りにすれば「当然のように同情してくれるはず」と、純一郎さんは思い込んでいたのです。前妻は「大変だったね。それなら(養育費は)しょうがないね」と二つ返事で応じてくれるはず、と。 しかし、前妻は今でも純一郎さんのことを恨んでおり、その楽観は見事に打ち砕かれた