お互いの会社の印象は? ―― まず、入社された時の会社の印象と、お互いの会社の印象はいかがですか? 水島:博報堂を受けている時、電通の採用メッセージがすごくかっこよくて「三歩先を読んで、半歩先を行く会社」と書かれていました。博報堂は調べても出てこなかったのですが、きっとどちらの会社も、そういうことをやっていくイメージがありました。 山本:電通に入社して思ったイメージは、働けば働くほど、この会社の仕組みは、うまくできているんだなと思いました。博報堂の印象は、月並みで恐縮ですが、博報堂はスマートな会社だなという印象を持っていました。 広告には3つの役割がある ―― 定義によってだいぶ変わってくると思いますが、お二人にとって広告とは何でしょうか? 山本:言葉通りに捉えれば、私にとって広告とは仕事です。そして、最大の関心事でもあります。私が考える広告の機能というのは、昔も今も、今後も変わりません。