東北大学は、研究開発を進めてきた「ラジカル殺菌歯周病治療器」の臨床効果を実証した。従来の治療法に比べて歯周病菌が減少し、歯周ポケットを浅くする効果に優れていることが分かった。 東北大学は2017年10月25日、同大学で研究開発を進めてきた「ラジカル殺菌歯周病治療器」の臨床効果を実証したと発表した。従来の治療法に比べて歯周病菌が減少し、歯周ポケットを浅くする効果に優れていることを実証した。同大学大学院 歯学研究科 教授の佐々木啓一氏らの研究グループによるもので、成果は同年9月25日付で英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 歯周病は、デンタルプラークに含まれる歯周病原因菌によって引き起こされる。病状の進行に伴って歯を支える骨が失われ、最終的には歯の喪失につながる。重度の歯周病になると、歯周ポケットが深くなって治療器具が患部まで届かず、従来法だけでは対応が困難になって外
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