京都府警が、覚せい剤取締法と大麻取締法違反容疑で、日本中央競馬会(JRA)の元騎手で元調教師の田原成貴容疑者(50)を逮捕していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。 ・ [フォト] 調教師時代も覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された田原容疑者 田原容疑者は昭和53年3月に騎手としてデビュー。58年の有馬記念を皮切りに天皇賞など数々のGIレースを制覇し、平成10年の引退まで1112勝を挙げた。 田原容疑者は巧みなレース運びと甘いマスクから、「競馬界の玉三郎」と称されたほか、競馬漫画の原作やライブ活動に力を注ぎ、型破りの騎手として知られていたが、過激な言動が物議を醸すこともあった。 現役引退後は調教師に転身していたが、13年10月、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、同年12月、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。 JRAは田原容疑者の調教師免許を剥奪し、競馬への関与を停止