宇宙は現在、銀河が密集した銀河フィラメントや、ほとんど銀河が存在しないボイド(超空洞)などから構成されており、そのような三次元ネットワーク構造を宇宙の大規模構造と呼びます。 天文学者たちはいま、この大規模なネットワークの地図を作成しようとしていますが、観測力には限度があり、全てを網羅することはできていません。 一方、生物の世界でも、モジホコリカビ(Physarum polycephalum)と呼ばれる粘菌は生存に最適なネット状の構造をとることが知られています。 日本の中垣俊之教授らによる研究では、現実の日本都市の位置を参考にエサが配置されると、モジホコリカビは実際の鉄道網とそっくりなネットワークを再現できることが証明されました。 そこで今回、アメリカの研究者たちは、このモジホコリカビの高い現実再現能力を利用し、宇宙に広がる大規模ネット構造をモジホコリカビに描かせることを思いつきました。 モ
![宇宙の大規模構造を「粘菌」が再現!驚異の能力が明らかに - ナゾロジー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4086598e64c66c19f5c6031c4d07276461a1b448/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnazology.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F03%2Fcae0a039083a812bab007210bf4b00a3.png)