CEDEC2012の3日目、ベストセラーとなった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)の作者、岩崎夏海氏による講演が行われました。 一見、ゲーム業界とは関係ないと思われる岩崎氏ですが、「ネット上では叩かれるが、僕ほどゲームが好きな人間はいないと思う」というほどのゲーム好き。ディスクシステムで発売されたマリオゴルフで、小学生を唖然とさせた話や、実は「もしドラ」のヒントが『ファイナルファンタジーXI』をゲーム時間で200日近くプレイしたことで生まれたことなどが披露されました。放送作家、小説家として、長くエンタメ業界に携わる氏の「ヒットコンテンツ制作の極意」とはどのようなものなのでしょうか。 ■自分が信じた作品を作れ まずはじめに、「もしドラ」が生まれるまでの経緯を詳しく解説されました。自称「作者オタ」の岩崎氏は、いかにして名作と呼ばれるすば