90年代から緻密に音を解剖・再構築する"凄腕テクノ外科医"として、独自の地位を築いている Anthony Child こと Surgeon。しばしば懸命に音楽を追求する姿勢がそのまま視野の狭さにつながってしまうこともあるクラブ・ミュージックの世界において、ダブからハードミニマル、果てはダブステップの作品までリリースしてしまう振り幅の大きいスタイルをキャリアの初期から発信しつづけている、稀有な才能の持ち主である。 その音像から厳しく難しい人物という印象があり、質問の一言一言にも緊張を感じたが、返ってきた解答からは厳しいというよりは実直な人柄と、まっすぐに音へ向かう姿勢が感じられ、読む人それぞれに新しい発見がありそうな示唆に富んだ深い内容となっている。また、今回の日本ツアーに向けてのスペシャル・プロモMIXも掲載。是非楽しんでほしい。 Interview & Introduction : Yu