大量のファイルを処理する 前回、コマンドを用いてファイルやディレクトリを操作する方法を説明しましたが、多くの場合、バッチファイルの処理で期待するのは個々のファイル処理ではなく、人の手では面倒な大量のファイルの処理でしょう。たとえば、ファイル名を一定の規則で並べ変えたり、拡張子を変換するといった目的が考えられます。 こうした、複数の対象に対して同一のコマンドを連続的に実行するにはforコマンドを使います。forコマンドは、指定した複数のファイルや値、文字列を順にコマンドで処理します。 for %変数 in (セット) do コマンド for %%変数 in (セット) do コマンド forコマンド名の直後の % 記号に続く変数は、連続する処理で現在の処理対象となっている文字列を格納します。この変数をコマンドで利用することで、大量のファイルなどを順に同じコマンドを用いて処理できます。forコ