これほどの優れ物にも関わらず、マニア以外にはそれほど注目されてない不遇?なペンシル、ぺんてるマルチ8。以前は「プリズメイト」という名前でお手ごろ価格で売られていたが、全く売れなかったらしい。ところが、欧米ではヒット商品であるとのこと(市浦潤『文房具』(新潮文庫、1986年)による)。日本での売り出し方がまずかったのか。 現在日本で売られているマルチ8は軸にグレーのペイントがしてあり、パッケージからして「プロが使う本格的な道具」っぽいイメージを醸していますが、プリズメイトや海外仕様のものは上のようにカラフルでチープな感じです。もっとも、国内版マルチ8にしても透明軸の質感からして安っぽさは否めませんが。 カラフル好きな私としては地味な国内版より海外仕様が好きなのですが、手に入れようとした当時はプリズメイトも見つからず(今でも見つかりません)、分度器ドットコムにも無かったので(ちなみに分度器さん