「あのー、スミマセンが、質問です。大学の専門と職種が違っていても、日本ではダイジョウブなんでしょうか?」 たどたどしい日本語で、思い切って手を挙げて質問するのは、中国出身の趙くん(仮名、24歳)だ。 冒頭の光景は、7月下旬、デジタル・ハリウッド大学秋葉原キャンパスの一室で、留学生向けの就職講座が開かれたときのひとコマだ。日本での就職を希望する外国人留学生数十人が集まった。 この日、講師を務めたのは日本データビジョン国際人財事業リーダーの岩切進悟氏。日本での就職活動(就活)のタイムスケジュールや日本企業が求める人材、外国人留学生の就職状況などについて、講演を行なった。 岩切氏によると、「ここ数年、日本での就職を希望する外国人留学生数が急増している」という。 在留資格を変更して就活に臨む 外国人留学生は、1年で24%も増加! それは、法務省のデータにもはっきりと現れている。在留資格を持つ外国人