総務大臣の原口一博氏は2010年1月5日の定例会見において,自らが設立の構想を持っている「情報通信文化省」についてコメントした。原口大臣は2009年12月30日放送の「BS11デジタル」の報道番組において,情報通信文化省の構想を明らかにした。今回の会見では,記者からの「著作権などを扱う情報通信文化省の構想に関して,今後どのように議論を進めていこうと思っているのか」という質問に答える形で,自らの考えを述べた。 まず原口大臣は,「私は各省の権限を肥大化させるために情報通信文化省の構想を言っているわけではないことを申し上げておく」と前置きしたうえで,ICT分野の経済成長への寄与率の視点から情報通信文化省を必要と考える理由を説明した。具体的には,「多くの国におけるICT分野の経済成長への寄与率はその国の半分,もしくは4割程度と高い。しかし(日本の)各省庁の状況を見ると,この間の事業仕分けでも指摘を
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