(2)プロトタイプ・オブジェクトの変更はリアルタイムに認識 プロトタイプ・オブジェクト配下のメンバが(インスタンスにコピーされるわけではなく)暗黙的な参照を通じて、必要都度にアクセスされるという事実には、もう1つ大きなメリットがある。それは、インスタンスを生成した「後」に、基となるプロトタイプ・オブジェクトにメンバを追加した場合にも、これを認識できるという点である。 例えば、以下のような例を見てみよう。 var Animal = function() {}; Animal.prototype.name = "サチ"; var anim = new Animal(); Animal.prototype.sex = "メス"; // インスタンスの生成後にメンバを追加 window.alert(anim.sex); // 「メス」 もっとも、この性質は、先ほどの「暗黙的な参照」を理解していれば
はじめに JavaScriptをより深く知りたい人のための当連載、今回が10回目です。 前回から、JavaScriptでオブジェクト指向を行うために必要な知識を解説しています。今回はその続きとして、「オブジェクトのプロトタイプ」というものについてお話ししたいと思います。 前回のおさらい 前回、JavaScriptで「クラス」を作るもっとも単純な方法として、以下のような方法をお見せしました。 function Person(name) { // this演算子を用いて、メンバを追加 this.name = name; this.hello = function() { // this演算子を用いてメンバを参照 alert("こんにちは。私の名前は" + this.name + "です。"); }; } thisキーワードを使って、オブジェクトに変数やメソッドを追加しています。前回の記事の最後
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く