みなさんは「摺師(すりし)」という職業をご存知ですか? 明治時代に「活版印刷」が普及するまで、日本では「木版印刷」というものが主流でした。木版印刷と聞くとあまり馴染みがありませんが、小学生の時に図工で経験した「版画」といえばイメージがしやすいかもしれません。 木版印刷は、3つの工程をそれぞれの職人が分業で行います。絵を描く人を「絵師」と呼び、木板を彫刻刀で彫る人を「彫師」、そして、その板を使って色を入れるのが「摺師」です。 そんな日本古来からある木版印刷の魅力をいまに伝えるのが、明治24年創業の「竹中木版」。原田裕子さんは、ここの六代目摺師として活躍されています。 彼女の職場は、京都の風情が残る町屋の二階。鮮やかな色の顔料に囲まれながら、「バレン」と呼ばれる道具を使って色を紙に刷り込んでいきます。 踊りとかもそうだと思いますが、経験を積むことでわかることが多いんです。私もたくさん失敗をしま
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