戻る 阿部薫 「阿部薫 1949年、川崎市に生まれる 17歳で高校を捨て、新宿で青春を生きた アルトサックスの奏法と理論を、ほとんど独学で構築 19歳のとき、川崎のジャズ喫茶でデビューする 以来、つねに屹立する音と魂とで 日本フリージャズ史に独自の光跡を刻んだ 1978年、精神の極北へと飛び去る。29歳」 阿部薫はフリージャズのサックス奏者である。他のミュージシャンはオーソドックスなジャズから スタートして、少しずつフリーに近づいていったのだが、阿部の場合は最初からフリー・ジャズ からスタートしている。音は他のアルト奏者のような甘い感じではなく非常にハードである。 地鳴りのようなフリーク・トーンと童謡、歌謡曲、チンドン屋から影響を受けたような 日本的叙情を感じさせるフレーズが特徴。従来のジャズからの影響はほとんど感じられない。 小説家の鈴木いづみと結婚。破天荒な