アメリカのオバマ大統領は11日、イスラム過激派組織「イスラム国」に対する武力行使について議会の承認を得るための決議案を上下両院に送りました。 決議案では、オバマ大統領は、「イスラム国」の脅威は、中東地域だけでなく、アメリカ本土にも及んでいるとして、武力行使について、議会の承認を求めるとしています。 ただ決議案の中では、長期間の作戦や大規模な地上部隊による作戦は想定していないとしています。 オバマ政権は、去年8月から始まった「イスラム国」に対する軍事作戦は、14年前の2001年に議会が承認した武力行使決議を根拠とするとしてきましたが、議会からは新たな決議を採択すべきだという声が出ていました。 今後、議会がこの決議案について審議することになっています。