「昔の人が持っていた月経血をコントロールするというからだの知恵をなんとかよみがえらせて、現代の女性にもできるようにできないか?」と考え、運動科学総合研究所の高岡英夫先生に相談したところ、先生がからだと心の緊張をほぐすために研究開発してこられた「ゆる体操」を月経血コントロールのために発展させていただいて生まれたのがこの体操です。 月経血コントロールに一番大切なのは、“十分に体をゆるめること”。コントロールしようとからだをがちがちに緊張させるのはまったく逆のことです。高岡先生によると、現代女性には子宮がこり固まっている人が多く、そのため、月経のときに子宮内膜を効率よくはがし、排出できなくなっているのだそうです。月経血コントロールは、膣(ちつ)奥に月経血をプールし、トイレで膣口を開きながら腹圧をかけてためていた月経血を排出することですから、膣口だけを引き締め、子宮と膣奥はゆるめます。「ゆる体操」