昨今、MVNO(仮想移動体通信事業者)による格安な高速無制限プランが注目を集めている。 これまでの格安SIMは、月額通信量を1Gバイトや2Gバイトに制限したり、通信速度を低速に抑えることで低価格を実現していた。あくまで制限がある中での“格安”だった。 この常識を覆す形となったのが、MVNO各社が2014年後半から開始した高速無制限プランである。NTTぷららの「ぷららモバイルLTE 無制限プラン」を皮切りに、U-NEXTの「U-mobile データ専用 LTE使い放題プラン」、日本通信の「b-mobile SIM 高速定額」など、月当たりの高速データ通信量を無制限としつつ月額料金を1980円〜2760円(税抜)に抑えたプランが市場に続々と登場。ユーザーの注目を集めている(表1)。 とはいえ実際にどの程度のパフォーマンスが出るのか、利用してみないと分からないのがMVNOのサービスである。一般的