爆笑問題×本田由紀(教育社会学) 本田由紀(教育社会学)失われた10年・ニート・フリーター・非正規雇用・格差社会・ ・・若者たちにとってかつてない厳しい風の吹く現代、「労働」はいかなる変化をこうむ っているのか。これから社会に出ていく若者たちはいかにして心身ともに豊かな労働をし ていくことができるのか。 それに向き合う新進気鋭の学者が、本田由紀だ。世間のニートに対する見方に一石を投じ 、注目を集めた。豊富なデータやフィールドワークを駆使し、実体としてやる気のない若 者が増加しているのではなく、社会構造と労働の質が変化しているのであり、学校と企業 には体制の見直しを、若者にはそれらの変化に見合った教育と労働スキルが必要だと提案 した。 本田は学生時代、優等生として勉学に打ち込んだ。しかし、そこで得た知識が学校の外の 社会でまったく通用しないことに絶望し、一念発起してこの学問に飛び込み、い