最新版の「身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア)」とされる「CryptoLocker」は、特定のファイルを暗号化し、その後 300米ドル(または 300ユーロ)の復号化ツールをユーザに示すことにより、代金の支払いを強いることでよく知られています。ここでは、どのようにこの不正プログラムが侵入するのか、そしてどのように他の不正プログラム、なかでも注目すべきはオンライン銀行詐欺ツール「ZBOT」へと結びついてくのかについてを取り上げます。 「TrendLabs(トレンドラボ)」は、2013年10月11日のブログで、「CryptoLocker」が PC へのアクセスをブロックするだけではなく、ユーザのファイルをロックまたは暗号化することで、300米ドルの復号化ツールを購入するようユーザへ要求するといった事例を報告しました。今月に入り、トレンドラボは、あるスパムメール活動の報告を受け、これが「