10月17日、国内の電子部品・部材メーカーが、スマートフォン需要に依存する事業構造を見直し、新たな収益源を探り始めた。ミラノで4月撮影(2012年 ロイター/Alessandro Garofalo) [大阪/東京 17日 ロイター] 国内の電子部品・部材メーカーが、スマートフォン(多機能携帯電話=スマホ)需要に依存する事業構造を見直し、新たな収益源を探り始めた。 スマホの普及は短期的には収益増に貢献する見込みだが、米アップルや韓国サムスン電子<005930.KS>など大手顧客の値下げ要請は厳しく、採算悪化のリスクが付きまとう。このため、高品質や技術力が求められる自動車や医療分野で市場を開拓し、値下げ圧力に左右されにくい収益基盤の確立を目指す動きが活発化している。