今まで数々のERP開発に携わってきたけれど、正直楽しかったと言う印象はあまりない。 開発者が想像するソフトウェア開発とは何か違う。 そんな時に梅田弘之さんの「グラス片手にデータベース設計~販売管理システム編 (DBMagazine SELECTION)」を再読して、ERPについて色々と感じるものがあった。 ERPの落とし穴やポイントについて考えたことをメモ。 【1】ERP開発はソフトウェア開発ではない。要求開発だ! ERPは基幹系業務システムのためにある。 その開発スタイルは正直ソフトウェア開発ではないと直感している。 開発者がイメージするソフトウェア開発は、問題やタスクをプログラミングやサーバー構築などの技術で解決していくこと。 その作業は大変だが、やりがいはある。 しかし、ERP開発では、顧客から要求を収集し、要件として定義して後続の設計作業に落とし込む作業期間が非常に長い。 開発でき