Mac OS 9の時代には、Eudora ProやPostinoといった商用製品を選ぶユーザが大半を占めていた、Macintosh用メールクライアント。OS Xの時代に入り、NeXTのMail.appの流れを継ぐ「Mail」、Mozillaプロジェクト謹製の「Thunderbird」など高機能なフリー/オープンソースの製品が登場、商用製品は次第に市場から姿を消した。前述した2つの商用製品が販売終了していることからうかがえるように、現在ではOS X用メールクライアントの大半がフリー/オープンソースだ。 そのような状況下に登場した「Correo」は、Thunderbirdをベースに開発されたメールクライアント。すでに成熟の域に達したフリー/オープンソースの製品がある中、なぜ今なのか、その背景を探ってみたい。 Correoのプレビュー欄に表示されるメッセージ。その特徴は「Mac essence,