「戦争と平和」苦心の翻訳 故北御門氏のノート発見、熊本市で初公開 [熊本県] 2014年01月28日(最終更新 2014年01月28日 01時12分) 初公開の「戦争と平和」の翻訳ノート写真を見る北御門二郎氏写真を見る ロシアの文豪トルストイを研究していた熊本県湯前町出身の翻訳家、北御門二郎氏(1913~2004)が訳した長編「戦争と平和」の自筆の翻訳ノート14冊が見つかり、くまもと森都心プラザ図書館(熊本市西区)で公開されている。家族も捜し続けた「幻のノート」で、同県人吉市の友人が預かっていたことが3、4年前に判明。家族に返還、保管されていた。 北御門氏は1936年、ロシア語を学ぶため旧満州(中国東北部)ハルビンへ渡航。その後、戦争反対の信念から徴兵検査を拒否し免除され、同県水上村で農業をしながらトルストイ文学の研究、翻訳をした。 長男すすぐ氏(66)=同村=によると、北御門氏が62歳で