東日本大震災の被災地を支援しようと、現地に向かう関西のボランティアの活動が活発化している。19〜23日には大阪からの初の本格的なボランティアバスによるメンバー約40人が宮城県石巻市に赴き、現地で活動。参加者の約8割は初心者だったが、「支援が足りないことを実感した。また来なくちゃいけないと思った」との声も上がっている。(河居貴司) ボランティアバスの運行は、大阪府、大阪市、堺市の社会福祉協議会が企画。19日夜に出発し、参加者は20〜22日の3日間活動した。年齢は20〜69歳と幅広く、先着順の申し込みは、開始1時間半で締め切りとなる人気ぶり。現地では5人一組で、津波で浸水した家の泥をかき出したり、不要なものを廃棄したりする作業などに携わった。 初めて本格的なボランティアに参加したという大阪市城東区の看護師、阿部由美さん(35)は「今、行かないと後悔する」と応募。担当した家屋は1階が浸水し、