こんにちは、李哲です。 100年前の名医:張锡純先生が書いた『医学衷中参西録』を読んで、面白い治療話があったので翻訳しました。 前回は先天性梅毒の子供、12年も治らなかったのを足三里だけで治した鍼治療例 を翻訳したけど、今回は漢方で治した例。しかも、梅毒3期にあたる危篤な患者さんです。 高熱、下半身が爛れ、意識障害に陥った梅毒患者 一人の患者さん、梅毒で日本人の病院に20日くらい入院しました。頭と顔が腫れて、下半身は爛れ、全身が熱くて寝言を言い、意識不明の状態。 日本人医師が言うのは、「毒素が全身に広がったので、もう手遅れです」 石膏+党参を飲んでから頭と顔の腫れは引いて、意識が戻ってきた 患者さんの友人:孫○○は私を呼んで、診察に行くことにしました。ほかの伝染病(温病)の可能性があるかも知れないので、生の石膏を8両煎じて瓶に入れて、お見舞いのワインだと言い訳して病室に持ち込みました。 患