「 ミレニアムと私」 エヴァ・ガブリエルソン 早川書房 ベストセラー「ミレニアム」三部作。そう、傑作長編小説「ドラゴン・タトゥーの女」が何故つくられたかの、あれこれ。 原著者スティーグ・ラーソンが、32年間にわたって生活を共にしてきたパートナー、エヴァ。 ふたりの年齢も、同居生活も、フェミニズムへの関心も...かなり私と似ているので、たいへんに興味深い。 シリーズは、なんと10部作を企図していて、第4作の執筆にも着手していた。 スティーグが急死したあとの顛末。財産を円滑に運用するためなのか、義弟から父との偽装結婚を提案される。 妻でないと、こんなにも弱い立場なのか。子がないと保護されないのか、スウェーデン。 同志を失ったあとのエヴァ。なんだか身にせまるものがある。 備忘メモ--------------------------- 「ミレニアム」に出てくる暴力行為はすべて、現実に起きた事件や、