万華鏡って仕組みがわかっても面白いんですよねえ。 あの鏡の入った筒を覗き込むと、とにかくまわしてしまう。 景色がコロコロ変わるのが楽しくて時間を忘れてしまう。 静でありながら、動がある、カラフルな世界はものすごく心を刺激してきます。 この万華鏡感覚をくすぐってくるのが、東映とバンプレストの新作『京騒戯画(キョウソウギガ)』。 監督は「映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー・・・ですか!?」の松本理恵。プリキュアのベースを押さえつつも、文字・背景・人物を渾然一体とさせた画面作りと、華やかな色使いが特徴的な作風がやたら印象に残る作品でした。 その東映が作るわけですから、プリキュア的な物が出てくるんだろうなと思うわけじゃないですか。……全然違うよ! 東京での試写会(12/1)を見に行った編集さんいわく、司会の声優の上映後最初の一言が「ぽかーんでしたか?」だったそうです。はい、ぽ