老朽化を原因に撤去された、韓国北西部の南北軍事境界線に近い愛妓峰にあった鉄塔=2012年12月(聯合=共同) 韓国日報は30日、韓国北西部の南北軍事境界線に近い愛妓峰にあった鉄塔が老朽化を理由に最近撤去されたことを朴槿恵大統領が報道で知り、大統領府の会議で「いったい誰が決めたのか」と激怒したと報じた。 鉄塔は約40年前に建てられ、クリスマスの時期には宗教団体が韓国の繁栄を北朝鮮に見せつける目的で電飾を点灯していた。北朝鮮に対する「心理戦」の象徴だった。 同紙が22日に撤去を報じた際、韓国内では、北朝鮮への融和姿勢の表れではないかとの臆測が出た。今回の報道が事実なら、北朝鮮へのメッセージと受け取られる重要な措置が政権の関与なしに決まっていたことになる。(共同) http://www.sankei.com/world/news/141030/wor1410300029-n1.html