TBS「NEWS23」の反日プロパガンダ 西村幸祐(評論家・ジャーナリスト) 戦後六十九年目を迎えた平成二十六年の夏も終わる。戦後、戦後と言っているうちに、「戦後百年」などと 言い出しかねないのが現今の日本人だろう。普通、どこの国でも戦争が終わって「戦後○年」という言い方をする場合、 せいぜい「戦後十年」だ。いつまでたっても戦後特集を組むメディアにその自覚がないのは奇妙である。 私たちは、まるで終わらない戦後のなかに永久に置かれているかのようだ。それは何ひとつ、日本が〈戦後問題〉を 解決していないからだ。 一方、戦争体験者が激減してくるので、最近の戦争特集は送り手の恣意的な脚本に沿った悲惨さだけが強調された 戦争体験のオンパレードになる。慰安婦問題と同じように、事実を知らない人間が意図的に加工された体験を流布するのである。 その結果、かつて通用しなかったもまかり通ることになる。 八月十四日
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