朝日新聞バッシングに血道を上げる雑誌には「売国」「国賊」「反日」の大見出しが躍る。 敵を排撃するためには、あらん限りの罵詈(ばり)雑言を浴びせる。 まるで戦前・戦中の言論統制だ。 ネットではおなじみの風景だが、活字メディアでも「市民権」を得つつある。 「嫌韓本」で一線を越えた出版界には、もはや矜恃(きょうじ)もタブーもないのかもしれない。 安倍政権が「戦争できる国」へ突き進む中、「売国奴」呼ばわりの横行は、あらたな「戦前」の序章ではないのか。 (林啓太、沢田千秋) 以下ソース ソース:東京新聞 2014年10月3日 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014100302000145.html