セウォル号の船内に多数の乗客を残したまま下着姿で警備艇に乗り移るイ・ジュンソク船長(右から2人目)=4月(韓国海洋警察提供・共同) 韓国旅客船沈没事故 合同焼香所を弔問、セウォル号沈没事故の犠牲者に花を手向ける韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領 =29日、ソウル郊外の安山(聯合=共同) 沈没直前の韓国の旅客船セウォル号=4月(韓国海洋警察提供・共同) 修学旅行中の高校生ら300人以上の死傷者を出し、韓国の朴槿恵政権を現在も揺るがせている旅客船「セウォル号」沈没事故の刑事責任を問う裁判で、ソウル中央地検は先月27日、船長のイ・ジュンソク被告に死刑を求刑した。 事故の重大性や社会に与えた衝撃の大きさなどから、「不作為による殺人」だとして死刑を求めた韓国検察。 その罪状の適用をめぐっては被害者や遺族の心情、国民感情などを受けたものとみられているが、中でも最も影響を与えたのは事故発生直後に「(船長ら