安部公房に関するlimit_genkaiのブックマーク (2)

  • 安部公房氏の「壁―S・カルマ氏の犯罪」についての質問です。 - 残念なことに、話がまるで理解できませんでした。芥川賞受賞作であり、... - Yahoo!知恵袋

    すでにkeamrarさんが素晴らしい回答をしてくれています。 そうなんです。安部公房の小説はとにかくイメージ、感覚の部分をよく刺激してくれるんです! 安部公房自身が「小説は意味に到達する以前の体験を与えるもの」と言っております。説明的になりますが、安部公房の先進性は物語からの解放にあるんです。つまり、一様に「こうだ!」という読み方はできないということ。これは村上春樹然り、現代の文学はどんどんそういう方向へ進んでいますから、安部公房の先進性というわけです。 しかし、感覚で良さが分からないということなら、少し説明が欲しくなりますよね。 なので「一般的」な『壁』の評価理由を説明したいと思います。 『壁 Sカルマ氏の犯罪』の新しさは、まずその表現方法にあります。keamrarさんの言う通り、シュールレアリスムというものですね。質問者さんがどれだけ読書をするか存じませんが、おそらく通常の小説とは違っ

    安部公房氏の「壁―S・カルマ氏の犯罪」についての質問です。 - 残念なことに、話がまるで理解できませんでした。芥川賞受賞作であり、... - Yahoo!知恵袋
  • 安部公房『壁』第一部「S・カルマ氏の犯罪」の感想 - 読書感想ブログ「一匹の犬になれ」

    ※ネタバレにご注意ください。 安部公房 安部公房は世界に代表する日人作家と言っていいだろう。国外での評価が高い作家の1人だ。少し前、生前安部公房がノーベル文学賞候補と目されていたことが報道された。村上春樹がそうであるように、一定以上国外で評価されないと当然ノーベル文学賞候補にはならない。実際にノーベル文学賞を受賞した川端康成と大江健三郎も実際そうだった。そんなノーベル賞作家大江健三郎は、安部公房の小説から強い影響を受けたらしい。影響を受けただけに、安部が得意とした世界とはまた異なったものを描き出そうとした、と大江は語っている。それもひとつの要因となって、大江のあの、読んでいて臭いがしてきそうな初期の小説 (「死者の奢り」「人間の羊」など) が生み出されたのだろうと思う。 安部公房の小説からは、大江健三郎の小説ような臭いはしない。それから川端康成の小説の、たとえば「伊豆の踊子」「眠れる美女

    安部公房『壁』第一部「S・カルマ氏の犯罪」の感想 - 読書感想ブログ「一匹の犬になれ」
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