ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを脱退して、ソロ・アーティストとしてピークを迎えていたルー・リードが、1973年「ベルリン」というアルバムを発表します。バイセクシャル、ドラッグ、暴力に彩られた背徳の愛の物語が、10曲の収録曲に散りばめられた“ロック・オペラ”でありました。独特の暗さのある、朱色が効果的に使われたきれいなアルバムでした。 しかし、この意欲作は、商業的には失敗します。
Who never feels lonely at all under this endless sky...? くすむ人は見られぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して ――まじめくさった人なんて見られたものじゃない。夢の夢の夢のようにはかないこの世の中を、さも一人悟ったような顔つきをしてさ 何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え ――何になろう、まじめくさってみたところで。所詮、人生は夢よ。ただ面白おかしく遊び暮らせ (閑吟集 54、55番) ※「くすむ」:非常に謹厳で分別くさい顔をしている、の意 ※「狂」:忘我遊狂の意 室町時代の小歌集『閑吟集』より。 編者は序文で自らを「ここに一狂客あり」といい、本名を明かしていません。 この序文がまた美しい。 「小歌の作りたる、独り人の物にあらざるや明らけし。風行き雨施すは、天地の小歌なり。流水の淙々たる、落葉の索々たる、万物の小歌なり」 「命にまか
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