人々は何を基準にしてウェブサイトの文字サイズを大きいか小さいか判断しているのだろうか。文字サイズについて扱う記事では、視力や年齢などの生物的な条件や、描画領域や機器そのもののサイズや機器との距離などの物理的な条件が挙げられることが多い。しかし実際には普段よく見るウェブサイトの文字サイズに引きずられる。文字の大小は印象に過ぎず、人は大きさを比較することでその印象を決定しているからだ。 定期的に話題になる「今は文字サイズがこのくらいだと読みやすい」という論理は決定的に成り立つ。目と機器というそれぞれ論理的に分解できるものだけが文字サイズと関係をもつからだ。もしかすると近いうちに目の状態(を反映させた機器の設定)と機器のサイズや重さなどを変数として文字サイズを決定できる数式が出てき、CSSで定義できるようになるかもしれない。 だがそのこととユーザーがどう感じるかは別の問題になってしまう。実際にウ
![小さいかもしれないし、大きいかもしれない](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4fd8a67abeabfd9bafa87bfc2a3ea4e679ac51d2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fhail2u.net%2Fapple-touch-icon.png)