パソコン画面の検索窓に自分の名前を打ち込む。横粂勝仁衆院議員(30)はインターネットで自身が話題になっていないかどうか定期的に確かめている。 「政治家も人気商売なので、評判は気にかかる。つい検索してしまう」 人権擁護法案や動物愛護法改正案といった賛否の分かれる法案ではネット上に大量の書き込みがなされ、議員宛てにメールが届く。 「それも5通、10通でなく50通、100通と来る。実際は1人の人間がアドレスを変えて大量に送っているのかもしれないが、メールとネット上の書き込みが呼応して、大きな世論に思えてくる。少なからず意識へ影響を与えてくる」 パソコン通信時代からの利用者で民主党の逢坂誠二衆院議員(52)は「ネットにこう書いてあったと気にされる議員は、年齢や経歴に関係なくいらっしゃる」と話す。民主党の若手議員は「議員にはネットの特性を熟知する人、最近ネットにはまった人、ネットをやらないかやれない